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白線 (性風俗)[ぱいせん ばいせん] 白線 (ぱいせん・ばいせん) は、1958年4月の売春防止法の全面実施後も、もぐりで行われていた非合法の売春行為を指す。 ==由来== 売春防止法施行以前は、特殊飲食店として売春行為を許容、黙認する区域を俗に赤線または赤線地帯、一般の飲食店街や盛り場で、非合法に売春行為をさせていた区域を俗に青線または青線地帯と呼んでいたほか、一般的ではなかったが米軍基地周辺などの。 1957年4月に売春防止法が施行されたが、ひとまず罰則規定を盛り込んだ全面実施には1年の猶予を持たせ、赤線、青線などで働く売春婦についてはの売春業からの更生や転職を、業者へは業態替えを促した。しかし容易には移行せずにもぐりで売春をするものも多く、これを指す言葉に白線を用いた。赤線のようなプロでない素人(しろうと)売春に、白(しろ)一色の麻雀牌の「白板(ぱいぱん・ばいばん)」をかけたことに由来とする。言葉としては、赤線や青線は売春の行われる地帯(区域)のことで、白線はもぐりの売春行為そのものを指し、白線地帯はもぐり売春の組織や建物を指す場合が多い。 また、売春防止法施行以前にも非合法のもぐり売春は行われており、赤線や青線と同様に白線の言葉があったともいわれるが、ある程度認識されるのは、売春防止の法制化が取り沙汰され、売春を取り仕切る業者のアンダーグラウンド化が顕著になりつつあった頃である。 白線からは黒線(くろせん)、黄線(おうせん)などの言葉も生まれたが、アンダーグラウンド化と多様化で把握しづらくなり、白線ともども使用されることはなくなった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「白線 (性風俗)」の詳細全文を読む
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